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【ハワイニュース】手すりの検査義務、市議会で検討

130日(火)にワイキキのホテルの客室バルコニーから手すりが落下した事故の後、一部の宿泊客は、結束バンドで縛られたドアとともに神経をすり減らしているとKHON2が伝えている。

手すりが落下した部屋の宿泊客のジョーとシンディー・デベロ夫妻は、事故後に新しい客室に移動していたが、突然ドアをノックされたという。ジョー氏は「彼らは何も言わずに部屋に入ってきて『バルコニーを封鎖している』と言った。SWATチームが来たみたいだった! ジップタイ(結束バンド)を持っていて、バルコニーに鍵をかけて閉め始めた」と語った。

デベロ夫妻によると、部屋を訪れた関係者たちは、構造エンジニアが来て、すべてのバルコニーを検査する予定であり、追って通知があるまでバルコニーを閉鎖しておくと説明したという。

計画・許可局は、131日(水)に主任建築検査官がホテルに派遣されており、近日中に報告書を提出すると付け加えた。

ガードレールの専門家である「ストラクチュラル・システムズ」社のダミアン・エンライト社長によると、ハワイの手すりの一般的な検査に関する規則は、ほとんどの人が想像しているよりも緩いという。同氏は、「残念なことに、ハワイでは検査を義務付ける法律はない。フロリダやアラモアナでの落下事故の後、我々の業界では年1回の点検を提唱してきたが、何も可決されなかった」と語った。

2016年、アラモアナセンター 3階のデッキで手すりが折れ、近くにいた人たちが転落する大事故が発生した。当時21歳のニコラス・フレイタスさんが死亡し、友人のマクロイ・ナガトさんも重傷を負っている。

この事故を受け、2017年、3階建て以上の建物は5年ごとに検査を受けることを義務付ける法案17が提出されたが、否決された。法案提出者のトレバー・オザワ元市議会議員は、「民間企業は定期的に検査を行っており、この法案は負担増になると指摘した。多数の証言は、法案と規制されることに反対するものだった」と説明した。

現ホノルル市議会議長のトミー・ウォーターズ氏は、すでに市の建築基準法の包括的な見直しが行われており、手すりの検査もその議論に加えられるだろうと述べた。そして、「今回の事態を鑑みれば、手すりの検査義務化は検討の余地がある。しかし最終的には、アパート所有者協会やホテル管理会社と協力して、この問題を解決する方法を見つける必要があるだろう」と付け加えた。

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画像:unsplash.com / Brandon Griggs

(日刊サン 2024.2.2)

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