ラハイナのレストラン「マラ・タバーン(Mala Tavern)」は、今週、再オープンに向けて準備を進めているとKHON2が伝えている。
昨年8月に起きたラハイナの山火事で、マラ・タバーンを運営するハビエル・バーベリ氏とカレブ・ホプキンス氏は、店が完全に焼失したであろうことを確信していた。しかし翌8月9日の朝、築100年の建物がまだそこにあるのを見て驚いたという。
山火事はレストランやその周辺の建物を迂回したが、この地に戻ることは保証されていなかった。光熱費、きれいな水、下水がない状態が数カ月続き、ようやく店に入れるようになったとき、彼らはこれからどれだけの仕事が待っているのかを目の当たりにした。 バーベリ氏は、「どのような設備が残ったのか、腐敗した食品の処理はどうするのかなど問題は山積みだったし、外にあった製氷機は交換しなければならなかった」と語った。
ハワイ・レストラン協会のエグゼクティブ・ディレクターであるシェリル・マツオカ氏によると、ラハイナの多くのレストランのオーナーはまだ再開の選択肢を吟味している段階だが、少なくとも6つのレストランが廃業を決めたという。
町の再建がいつになるのか見通しが立たないため、レストラン経営者は島の他の場所で賃貸物件を探すことを余儀なくされている。少なくとも4つのレストランがラハイナから移転した。バーベリ氏は、「1軒はキヘイで、もう1軒はナピリで再開しており、人々はマウイ島の他の地域にも目を向けている」と語った。
マラ・タバーンは、従業員を呼び戻そうとしているが、他の仕事を求めて移っていった人もいる。残った従業員たちはゆっくりと慎重に生活を取り戻そうとしているが、仕事が戻ったことは大きな前進だ。バーベリ氏は、「何があろうと、彼らには帰りを待つ場所がある。もちろん、まだ15人の従業員がホテル住まいで、来週どうなるかもわからない状態だ」と語った。
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(日刊サン 2024.2.2)