メキシコ南部にある動物園の園長が、同園の動物を売却したり、パーティーで食していたとフォックス・ニュースが伝えている。
1月12日、同園のシカが死んだことを受け、ホセ・ルーベン・ナヴァ園長が解雇された。
その後、動物園が行った調査で、いるはずの動物が数頭いなくなっていることが判明した。
当局の調べに対して元園長は、ピグミーヤギ4頭を屠殺して、園内で調理し、クリスマスのパーティーで料理として提供したと供述したという。
これらのヤギは食肉用として適しておらず、食した人々を危険にさらしたことになる。
また、シマウマ1頭を、園内の修理に必要な道具類と交換したと供述しているが、園内にそれらの道具は発見されなかったという。
さらに、シカ1頭と牛1頭も、適切な会計処理なしに個人に売却されている。
メキシコは以前から、麻薬密売人が、ライオンやトラなどの野生動物を違法に入手して飼育するという問題を抱えている。
逃げ出したライオンに女性が襲われ重傷を負うという事件が起きたばかりだ。
ライオンはその後捕獲され、地元の動物園で飼育されることになったという。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.2.2)