日刊サンWEB|ニュース・求人・不動産・美容・健康・教育まで、ハワイで役立つ最新情報がいつでも読めます

ハワイに住む人の情報源といえば日刊サン。ハワイで暮らす方に役立つ情報が満載の情報サイト。ニュース、求人・仕事探し、住まい、子どもの教育、毎日の行事・イベント、美容・健康、車、終活のことまで幅広く網羅しています。

デジタル版・新聞

ニュース

【ハワイニュース】マウイ島で新条例施行 商業サイクリングツアーに制限

マウイ島では、ハレアカラ火山から海岸まで自転車で走り降りるダウンヒル・サイクリングが観光客に大きな人気となっており、ガイド付きツアーや自身で自転車をレンタルして楽しむ人が多くいる中で、一部住民からは、サイクリングツアーグループに対する不満の声が上がっていた。

大人数でのサイクリングは危険であり、地元住民にとって頭痛の種だという。

自治会は、サイクリングツアーの時間、人数、年齢に関する制限の施行を求めているが、中にはツアー自体の禁止を望む声もあったという。

昨年の議会での公聴会では対策について様々な意見が出されたが、21日(水)から新しい条例が施行されたとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。

この新条例では、商業的サイクリングツアーへの参加は15歳以上で、ボールドウィン・アベニューの通行が許可されるのは、水曜日を除く午前8時から午後130分までとされている。(あくまでもツアー会社によるサイクリングツアーが対象で、個人のサイクリングは対象外

施行当日は水曜日だったが、正午近くに数人がボールドウィン・アベニューを下っていき、その後ろを社名のないバンが併走していたのが目撃されている。

商業ツアーかどうかは不明だが、もしそうであれば違法行為だ。

サイクリングツアーを催している会社のオーナーであるマット・ドメニチーニ氏は、「各社それぞれ、新条例への適応法を考えているところだ。水曜日は基本的に上部の7マイルしか走れなくなったので、当社は休業日にすることにした」と述べている。

ハレアカラ・ハイウェイの9.5マイル地点から3.0マイル地点のサイクリングも終日制限されることになった。

ドメニチーニ氏は、「非常に残念だ。あのあたりは一番風景が美しく、サイクリングに最高の場所なので、禁止については本当に落胆している」とコメントしている。

この条例案を提出したマイク・モリナ元議員は、「1人でも命を救えるならば、この法案に価値はある」と述べている。

住民からは、自転車との衝突事故やニアミス、渋滞についての苦情が寄せられていたという。

「確かに観光業の繁栄はプラスの面もあるが、同時に住民の生活の質、安全についても考えなければならない」と同氏。

マウイ島における商業サイクリングツアーについての条例の詳細はこちらから。

https://library.municode.com/hi/county_of_maui/ordinances/code_of_ordinances?nodeId=1189329

シェアする

写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2023.2.2)

返信する

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Social media & sharing icons powered by UltimatelySocial
Twitter
Visit Us
Instagram