2月1日(水)からブラック・ヒストリー(黒人の歴史)月間が始まったが、ハワイでは「ザ・ポポロ・プロジェクト」(the Popolo Project)が、黒人の歴史や功績、生活などについて、市民が参加できる様々な活動を行っているとKHON2が伝えている。
「ザ・ポポロ・プロジェクト」はアキエミ・グレン氏が中心となって創設された団体で、当初は同氏が「オアフ島で黒人が暮らす」という自身の体験を綴った個人的なブログから始まったという。
ブログを通じ、同じような体験を持つ黒人たちとのつながりが広がった。同団体はこの数年で、ハワイで黒人がどのように暮らし、感じているのかをオープンに話し合える場所へと急速に変化してきた。
グレン氏は、「様々なコミュニティーとの絆を構築し、多様性のある歴史や文化の中心で活動することで、ハワイがこれから公正な未来を築いていけるようにと願っている。一般にローカルと言われるコミュニティーの中で黒人の生活が受け入れられるよう、ポポロ・プロジェクトは、黒人の生き生きとした、複雑な多様性について発信していく」と述べている。
同団体はまた、年間を通じて、啓蒙や文化活動のプロデュース、短編ドキュメンタリーの制作、コミュニティーの集会の開催などを行っている。
ポポロ・プロジェクトは、2月2日(木)から開催されるホノルル・アフリカン・アメリカン・フィルム・フェスティバルの支援をしており、グレン氏も主催委員の1人だ。
フェスティバルの詳細やチケット購入についてはこちら。
https://honolulumuseum.org/theatre/honolulu-african-american-film-festival-2023/
ザ・ポポロ・プロジェクトについてはこちらから。
シェアする
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.2.2)