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【ハワイニュース】ワイキキ地区で軽犯罪常習化・・・ホノルル市検察局、対策を強化

ワイキキで、常習的に犯罪を繰り返す人々が増加している問題で、ホノルル市検察局が対策を強化しているとハワイニュースナウが報じている。

ワイキキ在住のジョン・ドゥーツマン(John Deutzman)氏は、「(警察のホームページで)私の家の近くには、犯罪歴のある人が85人も登録されている。今のシステム下では、犯罪者を繰り返し釈放し、再び犯罪を犯させている」とため息をついた。

ハワイ州警察官組合のロバート・カヴァコ(Robert Cavaco)代表は、「警察官の犯罪者に対する扱いにあまり問題はない。それより、裁定プロセスの改善が必要だ」と主張している。

ホノルル市検察局のスティーブ・アルム(Steve Alm)検察官は、「軽犯罪を繰り返す人々への対策を強化している」としている。現在、ホノルルのチャイナタウンでは「Substance Use Disorder Fast」と呼ばれるプログラムが試用されている。このプログラムは、薬物依存、アルコール依存が多い軽犯罪者のリハビリや治療に焦点を当てている。これについて、アルム検察官は次のように説明した。

「チャイナタウンでは最近、路上生活が慢性化した100人以上の人々が逮捕された。彼ら全員を調査、査定した上で、プログラムに参加させている。薬物中毒などがある軽犯罪者が、刑を宣告される以前に治療を受けることは、システム全体に益をもたらす。検察局は、このプログラムのワイキキ地区への導入を計画している。プログラム導入について、この春から地域住民との話し合いを進める予定だ」。

一方で、そういった人々を受け入れる施設の不足が問題となっている。認定薬物乱用カウンセラーのローレン・マッキニー氏は、「健康保険なしで治療可能なリハビリ施設はオアフ島には6ヶ所しかない。現在のところ、どの施設でも23ヶ月は空きがない状態だ」と話した。

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写真:funboxphoto / Shutterstock.com

 

(日刊サン 2022.2.2)

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