ハワイ州運輸局が2月1日に新しいシステムの運用を発表したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
新しいシステムとは、カメラが設置されている交差点を赤信号で走行した場合カメラがその車の画像を捉えて、その自動車の登録されている所有者に信号無視の違反チケットが郵送で送られるというものだ。
発表によると、1月からオアフ島にある10カ所の交差点に防犯カメラの設置が開始されており、作業は3月中に完了予定で、そこからシステムのインストールが始まり、5月には運用が始まる予定だという。
初めの30日間はテスト期間として警告書のみが郵送されるが、その後には正式に運用されて罰金チケットが郵送され、200ドル以上の罰金が科せられることになる。
運輸局では、運転手が責任ある行動を取ることによって事故を減らすことができるとしており、このシステムに効果があることが立証されれば、ハワイ州内の問題の多い交差点に運用を拡大していきたいとしている。
エド・スニッフェン副局長は「新システムのゴールは公共の安全を維持することです。信号無視は死亡事故につながる最も大きな要因なので、これをやめさせることが目的です。問題の多い交差点で信号無視をなくすができれば、安全の維持につながります」と述べている。
今まで起こった事故を分析した結果、次の10カ所が選定された
- リケリケ・ハイウェイとスクール・ストリートの交差点
- パリ・ハイウェイとヴィンヤード・ブルバードの交差点
- ベレタニア・ストリートとピイコイ・ストリートの交差点
- キング・ストリートとワード・アベニューの交差点
- ノース・キング・ストリートとベレタニア・ストリートの交差点
- ヴィンヤード・ブルバードとパラマ・ストリートの交差点
- ヴィンヤード・ブルバードとリリハ・ストリートの交差点
- キング・ストリートとリバー・ストリートの交差点
- パリ・ハイウェイとスクール・ストリートの交差点
- カピオラニ・ブルバードとカマケエ・ストリートの交差点
ハワイ州議会はこのシステムを2年前に可決しており、当初は2021年7月1日からの運用が予定されていたが、財源の問題や交差点の実現可能性の調査などによって計画が遅れていた。
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写真:
(日刊サン 2022.2.2)