学校・保育関係者にコロナワクチン接種はじまる
ハワイ州では学校関係者と保育関係者は必要不可欠な労働者として、75歳以上の高齢者とともにコロナワクチンの接種を受けることができる1Bグループに分類されていたが、ワクチンの供給量が十分でなかったために75歳以上の高齢者の方がより感染した場合のリスクが高いとして高齢者を優先して接種を行っていた。
しかしワクチン接種が進みつつあり、学校関係者にも接種がはじまったとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
現時点では18,200人の公立学校関係者がワクチン接種希望の申し込みをしているとハワイ教育局が発表している。
ワクチン接種は任意のために希望する人のみ受けることになり、金曜日の時点で9,000人の希望者名簿がすでに病院側に送られているという。
私立学校の関係者は学校側が希望者を取りまとめて保健局へ提出することになっている。
教室で生徒に対面する教師からスクールバス運転手、横断歩道のガードをする人まで学校関係者であればすべて接種を受けることができる。
オアフ島でワクチン接種希望を提出した学校・保育関係者は、ハワイ・パシフィック・ヘルスが接種を担当するダウンタウン近くのクルーズターミナルのピア2会場、クィーンズ・メディカル・センターが担当するブレイズデル・センターのほか、教育関係者専用に地域の高校などで行われる特別会場で予約の上、接種を受けることになる。
先週の木曜と金曜の2日間ワイアナエ高校で行われた地域の学校関係者のための接種において、木曜日に549名、金曜日にもほぼ同数の接種が行われた。
隣島においてもワクチン接種は順当に進んでおり、カウアイ島ではすべての75歳以上の高齢者と教育関係の接種希望者にすべてワクチンを接種できる状況だという。
今後1Bグループ(75歳以上の高齢者と一部の必要不可欠な分野の労働者)が順調に接種を受けた後、1Cグループ(65歳から74歳までの住民と16歳以上で持病があり、リスクの高い住民)へ接種は進む予定だ。
(日刊サン 2021.2.1)
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