30日(火)の午後、ワイキキのビーチ沿いに建つモアナ・サーフライダー・ホテルの客室のバルコニーに設置されていた手すりが外れ、ビーチに落下するという事故が発生したとハワイ・ニュース・ナウが報じている。
手すりは金属製で、5階にある客室から落下したと見られている。ホノルル消防署(HFD)によると、奇跡的に誰にも直撃しなかったという。
手すりが外れた部屋の宿泊客も無事だった。何かが壊れる大きな音がしたため、室内に入ったという。「今朝5時30分、私は手すりにもたれかかりながら電話をしていた。私たちはオーランド郊外に住んでいるので、5時間の時差があり、私はオフィスと通話をしていた」
大きな音がした後、この宿泊客はベッドルームのバルコニーに出て、下をのぞいてみたという。「下を見ると、手すりが落ちた場所が見えて、神に感謝した。もし、2フィート(約60センチ)でもずれていたら、おそらく誰かを殺していただろう」
HFDによると、救急隊が現場に到着した時、一人がライフガードから手当てを受けていた。もう一人は、落下した手すりから逃れる際に軽い怪我を負った。2人とも軽傷で、病院への搬送は拒否したという。
この事故により、ビーチの一部は封鎖された。現時点では、手すりが倒れた原因が何であったかは不明となっている。
モアナ・サーフライダー・ホテルの声明にて、ワイキキ・コレクションの広報部長であるダラ・ヤング氏は、「タワーウィングのバルコニーで発生した事件について、現在調査中である。私たちはこの件を非常に深刻に受け止めている。当ホテルでは、ゲストと従業員の安全と安心を最優先事項に掲げている」と述べた。
シェアする
画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2024.1.31)