ホノルル市が管轄している一部のビーチ・パークでは商業活動を禁止しているが、それを監視するための新しいプログラムが開始されたとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
プログラムには約80万ドルの予算がつけられており、市の公園管理局では「パーク・レンジャー」と呼ばれる担当者を募集しているという。
パーク・レンジャーは警察のような取り締まり権限がないため、活動の中心は、啓蒙をしながらオアフ島内に400カ所以上ある公園をパトロールし、違法行動の詳細を書面化することだ。
主任パーク・レンジャーのレイナ・ダイアモンド氏は、「どのような商業活動が無認可で行われているのか、また、そういった活動が頻繁に行われている場所やその詳細を把握したい。商業活動の多くが禁止されているカイルアやワイマナロなどのビーチ・パークが主要となるだろう」と述べている。
また、適正な許可を得ない限り商業活動は認められていないワイキキのビーチにも焦点を当てるという。
公園内での違法行為をやめさせようと活動しているワイマナロ自治会の人々は、今回のプログラムに期待を寄せている。
「地元の人間が法令違反者を止めるために、自分たちの時間を費やしてビーチに座っていなければならないというのは理にかなっていない」と自治会のカプア・メデイロス氏がコメントしている。
一方、ハワイのツアー専門家であるスティーブ・ウォルター氏は、「40年間観光事業に携わってきたが、このプログラムは機能しないと思う」と話す。
当局では、この夏までに少なくとも5人のパーク・レンジャーを採用したいと考えている。
オアフ島に精通し、コミュニケーション能力が高く、社交的な人材が求められている。時給は19.72ドル。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.1.27)