【ハワイニュース】アメリカ自由人権協会、ホノルル警察署などを提訴 一昨年、学校敷地内で10歳少女逮捕
オアフ島の小学校敷地内で2020年1月、アフリカ系アメリカ人の少女(当時10)が警察に逮捕・連行されたことについて、アメリカ自由人権協会 (ACLU =American Civil Liberties Union)が、ホノルル市、ハワイ州教育局、ホノルル警察署(HPD)を相手取り、民事訴訟を起こしたとハワイニュースナウが報じている。
少女は、オアフ島中南部ワイパフのホノコワイ小学校で、クラスメートについての攻撃的な絵を描いたとして警察に通報され、ホノルル警察署に逮捕された。逮捕時、少女は手錠をかけられて連行され、拘置所に留置された。
ACLUは訴状で、「少女の人権が侵害された」とし、逮捕の背景には誤認逮捕、職権濫用、人種差別があったと主張している。
一方、ホノルル警察署は、当時、少女を逮捕・連行した警官の行動は適切であり、逮捕を決断するにあたり、充分脅威的な状況だったと反論している。また、教育局も逮捕当時に不正な行為があったというACLUの主張を否定している。
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(日刊サン 2022.1.27)