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流出した汚水処理 急ピッチで進む

流出した汚水処理 急ピッチで進む

 1月25日月曜日にオアフ島全域に降った大雨によって、少なくとも島内6カ所で汚水が流れ出し、市職員が出動した。

 ホノルル市の環境サービス局の職員たちは汚水をポンプで救い上げ、汚染された周囲の消毒作業に追われたとハワイ・ニュー ス・ナウが伝えている。 今回の大雨で最もひどい汚水被害を受けたのはアイナ・ハイナ地区だった。 地区の住民であるドロシー・クレッグさんによると、「下水道のパイプから汚水が吹き出して、トイレットペーパーが見えるほどだった。土と混ざり合った汚水の色はブラウンというより黒色で、臭いもひどくてメタンガスの臭いがした」と述べている。

 アイナ・ハイナにある数軒の住宅では、トイレの汚水が流れずに詰まってしまったため故障するという問題も発生したという。

「問題は、この汚水は近くの小川に流れ出ているので、その汚水が海に流出していることだと思います」とクレッグさんは懸念を示している。 翌日26日昼頃には、市職員がクレッグさんの家の近くに残った汚水の溜りをくみ上げて、道路や家の前の私道、ガレージの消毒を終了した。

 アイナ・ハイナ地区の住民によると、周辺の下水道は大雨のときには頻繁に溢れ出るという。

 2012年の大雨のときには道路のマンホールが水で押し上げられて、大量の汚水が地域に流れており、その3年後にも同様のことが起こっている。 ホノルル市長リック・ブランジャルディ氏は汚水システムの補修が必要な場所の特定を指示したという。

(日刊サン 2021.1.27)

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