ノースカロライナ州ラレー市の動物保護センターに、ロナルドという名の子犬がいた。
一旦引き取られるものの、センターに戻されてしまうということが繰り返され、それが14回にものぼったという。
センターでは、正式に飼い主に引き渡す前の「お試し飼育」を行っており、ロナルドはいつも「うちには合わない」と言われて戻されてきた。
ロナルドは雑種の大型犬で、子犬だというのに体重は63ポンド(およそ30キログラム)もあるが、それでも子犬であり、エネルギーがあり余ってやんちゃな行動もする。
それが、ロナルドが戻されてしまう主な理由だった。
なかなか理解のある飼い主に恵まれなかったため、センターはフェイスブックに次のような投稿をした。
「ロナルドは本当に典型的なかわいい子犬です。遊びたくて、不器用で、間抜けな一面もあり、これからマナーを学ぶ必要があります。ただ大型犬なので、それをわかってくれる飼い主の方いませんか?」
投稿はあっという間に拡散され、7万回以上のシェア、800件以上の引き取りの申し出がセンターに集まったという。
看護師のキアステン・デービスさんもフェイスブックでロナルドを見つけた1人だ。
「きっと希望者が多くて、すぐにもらわれていくだろうなと思ったのですが、とにかく申し込んでみました。そうしたら、電話があり、驚きました」
7歳と4歳の息子たち、そしてすでに飼われていた犬とも仲良くなって無事に「お試し飼育」を終了し、ロナルドは15回目にしてやっと家族と暮らせるようになったとフォックス・ニュースが伝えている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.1.26)