ホノルル警察は先週末、22歳から61歳までの男性13人を逮捕した。
連邦、州、市が協力して行っている、子供をターゲットにした犯罪摘発に重点を置いた「子供の保護作戦(Operation Keiki Shield)」の成果だとホノルル ・スター・アドバタイザーが伝えている。
25日(水)の会見でローガン署長は、逮捕された男のうち9人は、第1級未成年者に対する商業的性的搾取または児童に対する電子的誘引の容疑で州レベルで起訴されたと述べた。いずれも最高10年の懲役刑となるB級重罪だ。
他の4人(現役陸軍兵3人、海兵隊員1人)はそれぞれ、統一軍事裁判法の第80条に基づく児童への性的虐待未遂の罪に問われている。
発表によると、13人は全てオアフ島在住だという。
ローガン氏は、「今回の逮捕は、我々警察には痛いほどわかっていることを裏付けるものだ。つまり、世の中で最も立場の弱い者、すなわち子供たちを狙って餌食にしようとする人間が大勢いることを」と述べた。
州の結成している「子供に対するインターネット犯罪特別班(Internet Crime Against Children Task Force)」は、連邦警察(FBI)、州警察(保安官)、市警察からなる61の特別班の全国ネットワークの一部として捜査を行っており、2019年以降、州内で93人を逮捕している。
指揮官であるエドワード・アリアス氏は次のように述べている。
「多くの犯罪者が、コンピューターや携帯電話、TikTok、Snapchat、インスタグラムなどのソーシャルメディアやデートアプリを使用し、子供たちをオンライン上で狙っている。そのため、保護者と子供が良いコミュニケーションを持つことが非常に重要だ」
今回の作戦では、警察官らがオンラインで子供になりすまして犯罪者とやり取りし、実際に待ち合わせ場所に現れた容疑者を逮捕している。
「逮捕されて初めて、自分が会話していたのが13歳の少女ではなく警察官だったと理解する。世の犯罪者に警告する。ネット上で子供と会話しているつもりでも、相手は我々警官だ」とアリアス氏は述べた。
ローガン署長は、未成年者の両親とその家族に対し、子供のネット上での行動に目を光らせ、犯罪行為の疑いがある場合は警察か特別班に連絡するよう促した。
「コンピューターや携帯電話で何をしているのかを確認し、友人は誰なのか、どこへ行くのか、何をしているのかを尋ねてほしい。おせっかいや押しつけではなく、注意深く、思いやりをもって接することが大切だ」
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.1.26)