デービッド・イゲ知事は1月25日(月曜日)午後行われたKHONとのインタビューで、州のセーフ・トラベル・プログラムにおけるワクチン接種完了の定義を変更し、追加接種を必須とすることを認め、「現時点で具体的な日時は決まっていないが、数日以内に日程を発表することができるだろう」と述べた。
この定義変更が施行されると、今後ハワイに到着する人々が追加接種を受けていない場合には、自己隔離を免除されないことになる。(または、ハワイへ出発する72時間前までに州が認可しているコロナ検査を受けて陰性証明を持っている場合には免除)
マウイ島ではすでにこの定義変更が行われているが、ハワイ州としての変更がまだ行われていないことについて、知事は「セーフ・トラベル・プログラムのウェブサイトの変更に時間がかかっています。プログラムのプラットフォームをアップデートすれば、追加接種を必須とすることが可能となります」と答えた。
ウェブサイトがアップデートできれば自動的に定義変更が可能となり、空港に到着する人々が混乱することを避けることができる。
現時点では、プログラムのウェブサイト上で出発前に事前登録する際に、氏名やワクチン接種日、接種を受けた場所、ワクチンの種類などを入力するが、これに追加接種を加える必要があるからだ。
米国疾病予防管理センター(CDC)ではモデルナ社やファイザー社の2回目の接種を受けてから5カ月経てば追加接種を受けることを認めている。
ハワイへの旅行が迫っていて、追加接種を受けていない人々はどうしたら良いのかという質問について、知事は定義変更から実施までに猶予期間を設けることを検討していると答え「ワクチン接種、追加接種を受けていない人はコロナ検査で陰性証明を受け取ることで隔離が免除されるというオプションもあります」と述べた。
ワクチン完了の定義を変更して追加接種を求めるという今回の措置は、州経済の再建と、海外からの訪問客受け入れ計画の一部でもあるという。
「私たちは、日本、韓国、カナダ、オーストラリアなどそれぞれの政府機関と対話を継続しています。海外からの訪問客を再び受け入れられるように懸命に対応しており、今年の年末までには海外からの訪問客を今まで同様に受け入れることができるだろうと期待しています」
また、コロナで医療従事者が不足していることで、知事は、高校生や大学生に対して有償のインターンシップ・プログラムを拡大し、医療機関での仕事がどのようなものか理解する機会を増やすことを検討しており、看護学校の卒業生に対する雇用を創生したいと考えているという。
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写真:
(日刊サン 2022.1.26)