企業や地域、公的機関による環境への影響の開示を支援する国際非営利団体「カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)は、2023年のホノルル市の環境リーダーシップのパフォーマンスと情報開示に対して「A-(Aマイナス)」のスコアを与えた。これにより、2022年の「B」から改善され、2019年の「C」から大幅に上昇したとKHON2が報じている。
報告書によると、ホノルル市は、「気候変動リスク、リスクへの適応と温室効果ガス排出削減のための文書化された計画、気候変動の緩和と適応の目標を公平に達成するために取られた行動」の評価に基づいてスコアを獲得した。
ホノルル市は、「気候行動計画(Climate Action Plan)」と、今年採択される予定の初の気候適応戦略「オアフ気候準備(Climate Ready O’ahu)」の開発で、「A-」を獲得した。
気候変動持続可能性回復力局のマシュー・ゴンザー氏は、「CDPのスコアでA-を獲得したことで、私たちは、野心的な気候回復力の目標を設定し、達成する世界のリーダーとみなされている119都市の仲間入りを果たそうとしている」と述べた。
次の目標は、スコアを「A-」から「A」にすることだ。
このグレードを達成するには、ホノルル市は温室効果ガスの排出削減量を国が定めた目標に合わせてパリ協定の合意を満たす必要がある。
ゴンザー氏は、「このスコアカードに参加することで、他の自治体に対する我々の実績をベンチマークすることができ、学習と継続的な改善のための項目を特定し、気候変動に直面するオアフ島の安全と繁栄を維持するために必要な作業を進めることができる」と述べた。
気候汚染削減助成金(Climate Pollution Reduction Grants)プログラムは、2045年までに低炭素経済に移行するために、気候行動計画を継続的に更新するための助成金100万ドルをホノルル市に授与した。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2024.1.24)