カウアイ島唯一の「メイシーズ・ストア」の閉店が発表された数日後、2万ドル相当の宝石類が盗まれる事件が発生したとハワイ・ニュース・ナウが報じている。

カウアイ島警察によると、22日（月）午前3時50分ごろ、リフエのククイ・グローブ・モールにあるメイシーズのガラスが割られたことによる警報に警察官が対応した。現場に到着した警官は、西側入り口にて、打ち砕かれたドアの残骸と複数の粉々になった宝石ケースを発見した。

予備報告によると、犯人は2万ドル相当の宝石を持ち逃げしたと見られている。なお、店舗は22日（月）、清掃と捜査のため閉鎖された。

先週、メイシーズは、全国的な人員と店舗の削減を発表した。全米で約2300人が解雇され、最終出勤日は26日（金）と通達された。これを受け、30年以上にわたり営業してきたメイシーズ・リフエ店も、今年閉店することが決定した。同店舗には約40人の従業員がいるが、これを機に退職する者には退職金が支給される。

メイシーズ・リフエ店では、今月からクリアランスセールが始まり、2カ月から3カ月ほど続く予定となっている。

メイシーズは、昨年、オアフ島ウインドワード・モールにあった店舗を閉店している。同グループは、現在ハワイでは、オアフ島のワイキキ・ビーチコマー、アラモアナセンター、カハラ・モール、パールリッジ・センター、カ・マカナ・アリイ、マウイ島カフルイのクイーン・カフマヌ・センター、ハワイ島ヒロのプリンス・クヒオ・プラザ、カイルア・コナのマカラプア・センターにて営業している。

メイシーズの広報担当者は、以前、小型店舗の拡大を加速させる計画を発表しており、2025年までに最大30店舗を追加オープンする予定だという。