【世界のこぼれ話】海外駐在員が選ぶ「住むのに最適な国」トップ10 アメリカ
アメリカは移民が多い国として知られているが、アメリカ国民の多く、特にZ世代は海外移住を望む傾向にあるという。そんな中、アメリカ人の海外駐在員に聞いた「海外で暮らすのに最適な場所トップ10」という調査ランキングが注目を集めているとNEXSTARが伝えている。
世界420都市に約500万人の会員を擁し、世界最大の海外駐在員コミュニティを代表する「InterNations」は、172の国と地域に住む12,000人以上のさまざまな国籍の人々を対象に調査を行い、「海外で暮らすのに最適な場所トップ10」を発表した。医療、安全、労働文化、住居など、海外生活のさまざまな側面の評価に基づき、ランキングが作成された。
1位に輝いた国は、米国境のすぐ南側にあるメキシコだ。InterNationsの調査によると、この国の駐在員の90%がそこでの生活を楽しんでいるという。メキシコは最も友好的な国でもあり、89%の駐在員が「地元の人々は外国人に親切」だと答えている。これは世界平均の65%を24ポイント上回っている。住宅は手ごろで、駐在員の71%が生活費に満足している。また、キャリアの機会やワークライフバランスにも満足している。
メキシコは2014年以来、年間ランキングのトップ5に入っている。しかし、政情不安などの短所もある。約18%の外国人駐在員が「この国で安全を感じない」と答えている。米国務省は、2023年8月に最終更新された渡航勧告の中で、メキシコでは暴力犯罪が蔓延していると指摘している。同省は、特定の地域では緊急サービスが制限されているとし、コリマ州、ゲレロ州、ミチョアカン州、シナロア州、タマウリパス州、サカテカス州を訪問しないよう旅行者に呼びかけている。
トップ10ランキングは下記のとおり。
1位:メキシコ
2位:スペイン
3位:パナマ
4位:マレーシア
5位:台湾
6位:タイ
7位:コスタリカ
8位:フィリピン
9位:バーレーン
10位:ポルトガル
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