強風や大雨、高潮を伴った激しい嵐が、過去1ヶ月半にわたりミッドウェー環礁のパパハナウモクアケア海洋国定遺跡保護区を襲った。これにより、多数の海鳥が犠牲になったとハワイニュースナウが報じている。アメリカ魚類野生生物局(The U.S. Fish and Wildlife Service)によると、最も被害が大きかったのはレイサンアホウドリとボニンミズナギドリで、倒れた木々により数百個の巣が破壊されたという。パパハナウモクアケア海洋国定遺跡保護区の管理グループは現在、保護区に生息するアホウドリの一部を、オアフ島ノースショアのジェームズ・キャンベル国立野生生物保護区に作ったコロニーに移す計画を進めている。また、同保護区にある第二次世界大戦中に使用された海上飛行機格納庫も、嵐によって破壊されたという。
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写真: Wikipedia
(日刊サン 2022.1.20)