1月20日(木曜日)ニューヨークのソーホー地区にあるラルフ・ローレンの店舗にて、北京オリンピック開会式でUSAチームが着用するユニフォームが報道陣に公開されたとKHONが伝えている。
紺色と白色の2色展開となっている冬用ジャケットには、お揃いのポーチと共に便利なポケットがついており、ウェスト部分を締めることができるアノラック型で、選手の体を暖かく保つための新技術が隠されているという。
中に使用されているのは蜂の巣のような形状をした布状素材で、気温の変化に応じて伸縮させることができる。
東京オリンピックの暑さ対策、平壌オリンピックの寒さ対策として技術協力をした「スカイスクレープ」という寒暖テクノロジーの会社が今回も技術を提供した。
今回の初披露でユニフォームを着用したのはソチオリンピックで銅メダルを獲得したボブスレーのアヤ・エヴァンスさんで、新しいユニフォームについて「今まで3回の冬季オリンピックに出場しましたが、このユニフォームが1番のお気に入りです。外観もいいし、着やすくて、(寒暖対策用の新技術のおかげで)ユニフォームを着たままで屋内から屋外にすぐに行くことができます」と述べている。
2月4日に行われる予定の開会式で、女性選手は紺色のジャケットに赤いパンツ、赤いブーツを着用し、男性選手は全身のほとんどを白色でまとめるという。
また、紺色のニット帽と手袋、新型コロナウィルス感染対策用としてマスクも着用することになっている。
北京オリンピックでは、コロナ対策として厳しい観客制限を行う予定で、他にも様々な予防対策が採られるという。
選手は北京到着以降毎日検査を受けることになっており、選手村での他の選手との接触にも規制がある。
エヴァンス選手は「今回のオリンピック村での生活は、私が以前体験したものとは違ってくると思います。コロナ対策のために、世界中から参加している他の選手たちと集まって交友を深めることはできません。それはとても残念だと思いますが、オリンピックが開催されるということだけで、恵まれていると考えています」とコメントした。
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写真: kovop58 / Shutterstock.com
(日刊サン 2022.1.19)