パンデミックのために様々な催し物が中止となっていたが、今年はいよいよプナホウ・カーニバルのような人気イベントが再開される見込みだ。
しかし、カーニバルの主役ともいえるジェットコースターなどの大型アトラクション/乗り物が調達できなくなっているとKHON2が伝えている。
「E.K. フェルナンデス社」(E.K. Fernandez)がハワイで設立されたのは1903年、今年で創業120年を迎える家族経営の企業だ。
オーナーのスコット・フェルナンデス氏は次のように語っている。
「パンデミックを乗り越えるのは非常に困難だった。28カ月間も仕事がなく、経営は本当に行き詰まっていた。そのために腕の良い従業員を解雇せざるを得ず、その多くはハワイを離れてしまった。カーニバルの乗り物を迅速に組み立て、イベント後には解体するという作業ができるチームをまた一から作るには時間がかかる。今年は人材不足で、アトラクションを以前と同じように短期間で作り上げるというわけにはいかない。一番重要なのは安全性なので」
数週間後に開催予定のプナホウ・カーニバル。3年ぶりのイベントを多くの人々が心待ちにしているだろう。
しかし、今年は大型の乗り物を目にすることはない。
フェルナンデス氏によると、メモリアル・デーから独立記念日まで開催されるステート・フェアは長期間にわたるイベントのため、作業要員を呼び寄せる予定にしており、大型のものも含めて、これまで通りの乗り物を準備できるという。
プナホウ・カーニバルは、2月3日と4日、午前11時から午後11時まで行われる。
ステートフェアは、5月27日からアロハ・スタジアムで開催されることになっている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.1.19)