【世界のこぼれ話】小児ガン10歳少年 トム・ブレイディからスーパーボウルチケットのプレゼント
昨年スーパーボウルに優勝し、今年もプレイオフゲームを勝ち残っているフロリダ州タンパ・バッカニアーズのスーパーQBであるトム・ブレイディが素晴らしいプレゼントをしたとフォックス・ニュースが伝えている。
10歳のノア君は、父親であるジェームズさんの影響を受けて、アメリカンフットボールが大好きだ。
特にトム・ブレイディの大ファンで、父子で応援していた。
昨年脳にガンが見つかった時には、大好きなトム・ブレイディから励ましのビデオを受け取ったという。
ノア君は「彼は僕のヒーローで、ガン治療の間ずっと頑張ってこれたのは彼のおかげです。トムの励ましの言葉のおかげで、ずっと前向きな気持ちでいることができました」と述べている。
そして治療が終わった昨年10月、ジェームズさんがノア君をバッカニアーズの試合に連れて行った時に、ノア君は「トム・ブレイディは僕が脳ガンに打ち勝つのを助けてくれた」というサインを手に持っていた。
それに気づいたトム・ブレイディはノア君に自分の帽子をプレゼントしたのだが、それだけで終わらなかった。
今週トム・ブレイディは、2月に開催されるスーパーボウルにノア君家族を招待するというビデオと共にチケットをプレゼントしたのだ。
「僕たちも(これから勝ち残って)スーパーボウルに行けるように頑張るけど、君たちは絶対に行くんだからね。もし試合会場で会えたら、本当にすごいことになるね」
ノア君一家の驚きと喜びは語るまでもないが、ジェームズさんは「息子のガンで家族全員が苦しい思いをしましたが、いつかは必ず良いことが起こると信じて乗り越えてきました。そして本当にこんな嬉しいことが起こって、今回のご招待は私たち家族にとって思いがけない素晴らしいプレゼントです」と述べている。
写真: Steve Jacobson / Shutterstock.com
(日刊サン 2022.1.19)
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