郵便局からテキスト・メッセージ(ショートメール)が届いたら注意が必要だとKHON2が伝えている。
新しい手口として、郵便局(U.S. Postal Service)になりすましてメッセージを送り、それに回答してクリックさせることで何かを注文させたり、個人情報を盗もうという詐欺のやり方を紹介している。
例として、1人の男性が郵便局から小包を送ったところ、「送り主の住所が間違っているようなので、確認して欲しい」というメッセージを受け取った。
貼られていたリンクをクリックすると、小包の追跡番号ラベルが現れ、それは彼が送った小包のラベルとは全く別のものだったという。
その男性は、注意喚起のためにこのメッセージについてオンラインのコミュニティー・フォーラムに投稿したところ、他にも似たような経験がある人々がいたという。
消費者保護団体「ベター・ビジネス・ビューロー(BBB)」の広報を務めるロゼアン・フレイタス氏もその1人だ。
「郵便局からのメッセージで、小包が間違った住所に配達されたので、住所確認をしてほしいと言ってきました。リンクが貼られており、それをクリックするように書かれています。これは新しい手口の詐欺です」
USPSでは、小包を発送する際に、顧客が追跡番号による最新状況を受け取りたいと申し出ない限り、一方的に顧客にメッセージや電子メールを送ることはなく、リンクを貼ることもないという。
もしUPSPから小包についてのメッセージを受け取って、リンクが貼られていた場合には、絶対にクリックしないよう注意を呼びかけている。
フィッシング詐欺とは、偽の電子メールを送りつけ、偽のホームページに接続させたりするなどの方法で、住所や氏名、生年月日、銀行口座情報、クレジットカード番号などの情報を盗む詐欺のことだ。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.1.18)