ハワイ活動家 イオラニパレスに侵入して逮捕
64歳のジーン・タマシロは、新型コロナウィルス感染拡大抑止のために閉鎖されている州立公園のひとつであるイオラニパレスにフェンスを乗り越えて侵入したことで逮捕されたとKHONが伝えている。
事件は1月17日午前10時30分に起こったが、1月17日は128年前ハワイ王朝が滅亡した日でもある。
州の公園施設を管理する国土自然資源管理局によると、感染が拡大してから日曜日には閉鎖されている宮殿に侵入することをタマシロから事前に通達されていたと言う。
タマシロは州議事堂とイオラニパレスの間にある商店のあたりに10人前後の支援者と共に集まっているのが目撃されたため、当局の保安官がタマシロとその支援者に対して許可なく宮殿の敷地内に入ることは許されない旨を伝えたが、タマシロは、ハワイ王朝が不法に滅亡に追いやられたことからハワイ州によるイオラニパレスの所有は法的に問題があるのではないかと主張した。
結局タマシロは、フェンスによじ登って許可なく宮殿の敷地内に侵入したことで逮捕され、保釈金2,500ドルで現在勾留されている。
タマシロは支援者たちと共に今年1月7日にハワイ島ヒロにあるワイロア・リバー州立公園の中に、不法に樹木を植えたことで逮捕されている。
彼らはハワイ州による土地の所有は不当であると訴えて、数百本のタロイモとバナナの木をレクリエーションエリアに植樹した。
逮捕後それらの木々は当局によって引き抜かれ、ハワイ大学ヒロ校内に植えなおされている。
写真:Pashaco _ Shutterstock.com
(日刊サン 2021.1.18)
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