【世界のこぼれ話】肥満チワワ、新しい飼い主のもとで減量に成功 サンフランシスコ
あるサンフランシスコのレスキュー隊がこれまで見た中で「最も太った」犬と思われるチワワのミックス犬が、保護団体スタッフと新しい飼い主の懸命な努力のおかげで、体重の3分の2を減らすことに成功したとKGOが伝えている。
この犬は後にアマンダ・タルさんに引き取られ、「ソックス」と名付けられたが、ソックスがサンフランシスコのシニア犬レスキュー団体のマットヴィルに到着したとき、体重は30ポンド(約13.6キロ)もあった。チワワの平均体重は1キロから3キロ程度と言われている。立ち上がるのも困難な状態で、ベビーカーに乗せられて移動することに慣れていたという。
ベーコンと卵を欠かさず食べさせていたシニアの飼い主が病気になり、ペットの世話ができなくなったために、ソックスはマットヴィルに保護されたのだ。
そこで、定期的な運動と愛情深いケア、そして献身的な里親が彼女を軌道に乗せるという、ソックスの減量の旅が始まった。
約3カ月後、ソックスは体重の3分の1にあたる10ポンド(約11キロ)も落ちた。数カ月後、タルさんが彼女を引き取ったときには、ベビーカーはとっくになくなっていた。
タルさんは、「今では、世界は彼女の思うままだ。彼女は走れるし、ジャンプもできる。彼女の人生は取り戻された」と語った。
ソックスは新しい健康的な食事に慣れておらず、数日間は食べることができなかったが、4日目には新しいライフスタイルに慣れ、食事を楽しむようになったという。
ペット肥満防止協会によると、ソックスのような犬は珍しくないという。2022年ペット肥満有病率調査では、犬の60%近くが太りすぎや肥満だと認定されている。
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2024.1.17)