ホノルル・スター・アドバタイザー紙のオーナーは、負債を削減し、ハワイにおける質の高い、インパクトのあるジャーナリズムへの投資を計画するパートナーシップへの売却の可能性を視野に入れ、裁判所の監督下で再建に入った。ホノルル・スター・アドバタイザーの報道によると、15日(月)、ブラック・プレス社は、再建の一環として、同社の既存債務最大手の2社であるカナダの機関投資家であるカンソ・インベストメント・カウンセル社とディーンズ・ナイト・キャピタル・マネジメント社が、コミュニティメディア会社のカーペンター・メディア・グループと共同で買収に乗り出すと発表した。
この売却提案には、オアフ・パブリケーションズ社やスター・アドバタイザー紙を含むブラック・プレスのグループ会社や新聞がこれまで通り営業を継続できるようにするため、潜在的な新オーナーからの資本注入が含まれるという。
再編による売却は3月15日までに完了する予定となっているが、取引の財務条件は明らかにされていない。
オアフ・パブリケーションズの社長兼CEOであり、ホノルル・スター・アドバタイザーの発行人であるデニス・フランシス氏は、ニュースリリースにて、「当社はコミュニティに貢献している伝統的な企業であり、当社の事業は中断されることなく継続されることが期待されている。最高のコンテンツを発行できるのは、最高の人材がいるからだ。カーペンター・メディア・グループをはじめ、カンソ社、ディーンズ・ナイト社が、地元の読者、地元の才能、地元の記事への献身を共有してくれていることに感謝している」と述べた。
オアフ・パブリケーションズは、ホノルル・スター・アドバタイザーをはじめ、ミッドウィーク、ザ・ガーデン・アイランド、ハワイ・トリビューン・ヘラルド、ウェスト・ハワイ・トゥデイなどの印刷物やデジタル出版物、さまざまな専門誌を発行・運営している。
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(日刊サン 2024.1.17)