【ハワイニュース】「連邦政府資金を空港改装に」ハワイ州上院議員らが提案 95年前のデザインはもう限界?
ハワイ州議会上院が主催する「輸送の意味と方法について考える委員会」(=Ways and Means and Transportation committees)のブリーフィングで、14日、ダニエル・K・イノウエ国際空港の「ずさんさ」について話し合われたとハワイニュースナウが報じている。
カリヒ地区選出のドナ・メルカド・キム上院議員は「空港内の巡回が十分に行われていないなど、セキュリティ面に不安が多い。空港利用者からは、車両の交通整理が適切に行われていない、手荷物受取スペースにホームレスがいるなどの苦情も寄せられている」と話した。
ワヒアワ地区選出のドノバン・デラ・クルス上院議員は、最近空港内で発生した車の盗難について、「防犯カメラが7年間も正常に作動していないため、非常に簡単に盗難できてしまう」と苦言を述べた。
これに対し、国務省空港部のロス・ヒガシ副主任は「防犯カメラは既に修理を完了しており、車が盗難されることは無くなった。また、クリスマス中には警備員の巡回を強化した」と返答した。
カイルア地区選出のクリス・リー上院議員は「空港は95年前に建設された当時のままのデザインで利用されている。現在の利用者にとって使いやすい空港とは言えず、特にエレベーターは、スーツケースがあった場合、2人以上乗ることができない」と述べた。
ブリーフィングでは、連邦政府からの資金を空港の共用エリア改装に充てることが提案されたが、空港の大規模な改装には各航空会社の承認が必要という。
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写真: Bill Morson / Shutterstock.com
(日刊サン 2022.1.17)