先週ワイアラエ・カントリー・クラブで開催されたゴルフ・トーナメント「ソニー・オープン」は、単なるゴルフ大会というだけではなく、全米はおろか、世界中にハワイという場所の魅力を伝えるイベントとして大きな経済的効果をもたらすとKHON2が伝えている。
ハワイ観光局のカラニ・カアナアナ氏は次のように語っている。
「今年のソニー・オープンは、慈善団体のフレンズ・オブ・ハワイやハワイ・コミュニティー財団を中心に、多くのパートナーとスポンサーの参加により開催され、120万ドルを超える寄付が集まった。また、その経済効果は3,000万ドル以上に達した。この輝かしい大会は、ハワイの最も素晴らしい部分を具現化している」
参加選手を一目見ようと数百人が会場を訪れたが、この大会は将来ハワイを訪れたいという気持ちを起こさせるきっかけにもなるという。
グレン・ワカイ州上院議員は、「アメリカ本土の多くの場所には雪が積もっている。そういった土地の人々がテレビのスイッチを入れると、美しい海を背景に緑のカントリー・クラブが映し出される。それを見て、『ねえ。ハワイに行ってみないか? 雪かき作業よりもハワイにいる方がきっと楽しいよ』といった会話を交わす家庭は少なくないはずだ」と語る。
観光客が増加すれば、地元のビジネスにも大きなチャンスとなる。
エスニック料理レストラン「オレイズ」を営むメイシー・コーンケオ氏は、「ソニー・オープンが開催されて店は賑わっている。過去2〜3年は静かだったが、今年は今までよりもずっと多くの人がやってきて、忙しくなった。嬉しい限りだ」とコメントしている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.1.16)