「フォーブス・アドバイザー」が発表した新たな分析結果によると、ハワイは全米で最も健康的な人口が多い州であることがわかったとKHON2が伝えている。
フォーブス・アドバイザーは、米国疾病管理予防センター(CDC)、カイザー・ファミリー財団、薬物乱用・精神衛生管理局のデータを分析し、薬物乱用率や不健康な生活習慣、慢性疾患などいくつかの要因に基づいて各州をランク付けし、「最も不健康な人口の多い州ランキング」を発表した。
CDCの基準では、慢性疾患とは1年以上続き、継続的な治療を必要とする健康状態のことを指す。CDCは、心臓病、癌、糖尿病などのこれらの病気は、国の主要な死因であり、障害であると指摘している。また、独立研究団体のコモンウェルス基金による2023年の報告書でも、他の裕福な国と比較した場合、米国は複数の慢性疾患と診断される人の割合が最も高いことが判明している。
フォーブス・アドバイザーの分析によると、アメリカで最も不健康な州はウェストバージニア州で、オピオイド危機の根拠地とされる同州は、薬物過剰摂取による死亡率が全米で最も高い。最近、フェンタニルと、「ゾンビ薬」と呼ばれるキシラジンの使用が、同州の流行に拍車をかけていると報じられている。
ウェストバージニア州はまた、喫煙する成人の割合が21%、肥満の成人の割合が41%と、それぞれ全国で最も高く、平均寿命が2番目に短い(73.9歳)州でもある。
「最も不健康な人口の多い州ランキング」
1位:ウェストバージニア州
2位:ミシシッピ州
3位:テネシー州
4位:アーカンソー州
5位:ケンタッキー州
6位:アラバマ州
7位:ルイジアナ州
8位:オクラホマ州
9位:オハイオ州
10位:インディアナ州
一方、ハワイ州は全米で最も健康的な人口が多い州であることがわかった。フォーブス・アドバイザーによると、ハワイ州の住民は全米で最も平均寿命が長く(80.87歳)、慢性疾患の有病率も他州に比べて際立って低い。また、アルコールによる死亡率は、州民10万人当たりの死亡者数が7.37人と、他のどの州よりも低くなっている。
「最も健康的な人口の多い州ランキング」
1位:ハワイ州
2位:ユタ州
3位:コネチカット州
4位:ミネソタ州
5位:マサチューセッツ
6位:コロラド州
7位:ニュージャージー州
8位:ニューハンプシャー州
9位:ワシントン州
10位:ニューヨーク州
シェアする
画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2024.1.15)