拳銃で保安官が狙ったのは
カンザス州ジャクソン郡でハンティングをしていた男性が見つけたものは、ツノが絡まって身動きが取れなくなってしまった2頭の鹿だった。
男性はすぐに公園管理局に連絡をした。
2名の保安官が出動して2頭の鹿を発見したが、2頭ともツノを外そうともがいて暴れるために、助けようとしても近寄ることすらできない状態だ。
このままでは2頭は疲労して餓死するか、暴れて傷ついて死ぬか、いずれにせよ死んでしまうことになる。
どうしたら良いのか考えた保安官たちは、良いアイデアを思いついた。
1人の保安官がブランケットを2頭の頭にかぶせて、何も見えない状態して落ち着かせ、2頭の鹿が動かなくなったところで、もう1人の保安官が拳銃を発射した。
狙ったのはツノだ。
頭を撃つことなくツノを狙ったその一発は見事に命中して、絡まったツノはバラバラになって2頭はあっという間に別々の方向に走り去った様子がフェイスブックに投稿されているとフォックスニュースが伝えている。
公園事務所のフェイスブックには様々な賛辞のコメントが溢れているそうだ。「パーフェクトな一発だ」
「2頭の鹿を助けてくれてありがとう」
「保安官たちに昇給だ」
至近距離とはいえ、拳銃を撃ってツノに命中させるのは簡単なことではないだろう。
本当に見事な一発だ。
(日刊サン 2021.01.14)
シェアする