絆創膏といえばバンド・エイド —— 生活には欠かせない便利なものだ。
そのバンド・エイドは、アメリカのジョンソン・アンド・ジョンソン社の一人の社員、アール・ディクソン氏によって発明された。
同氏は、開発業務に携わっていたわけではなく、木綿の仕入れ担当だったとフォックス・ニュースが伝えている。
1917年、ディクソン氏はジョセフィンという名の女性と結婚した。
ジョセフィンは、台所仕事の際によく指を切っていた。
妻の手当をしていたディクソン氏は、処置に使っていた包帯が大きすぎて、指の小さな切り傷にはあまりに不便だと考え、自社の二つの製品、医療用テープとガーゼを組み合わせて絆創膏を作った。それがバンド・エイドの始まりだという。
ジョンソン・アンド・ジョンソン社は同氏のアイデアを採用し、1921年から「バンド・エイド」を製造、全米の薬局で販売されるようになった。
「バンド・エイド」というブランド名は、当時の工場主任が名付け親と言われている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.1.13)