ラスベガス発ホノルル行きのハワイアン航空機内で7日、搭乗客の飼い犬だったイングリッシュ・ブルドッグ「トウフ」(当時1歳)が死亡した。トウフの飼い主でワイマナロ在住のアウラニ・クパフさんは、ハワイアン航空に対し法的措置を講じる意向を示しているとハワイニュースナウが報じている。
クパフさんによると、トウフはフライトの2日前、獣医師から「健康に問題はない」という診断を受けていたという。ハワイニュースナウの取材に対し、クパフさんは次のように話した。
「トウフの死は、電話で伝えられました。その際『担当者が再度連絡します』と言われました。後に電話が2回きましたが、2回とも何の意味もないやりとりでした。何にしろ、トウフは亡くなったのですから。1つ付け加えると、トウフの価値は1万ドル(約114万円)でした」
ハワイアン航空は、声明の中で次のように述べた。
「お客様の飼い犬の死について、心より哀悼の意を表します。弊社は、7日から飼い主の方と頻繁に連絡を取っており、現在、検死の結果を待っているところです。弊社は、すべての動物を安全に輸送するため細心の注意を払っております。また、蛇足ではありますが、ハワイアン航空は、呼吸器系に影響を受けやすい犬種の輸送を受け入れている米国で唯一の旅客航空会社となっております」
ハワイアン航空では、昨年7月にも犬が死亡するという出来事があった。死亡したのはピットブル(当時2歳)で、ハワイからシアトルへのフライト中だったという。ハワイニュースナウによると、飼い主の男性は「犬の死について、ハワイアン航空からの情報は十分ではなかった」と話しているという。
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写真: dejjf82/Shutterstock
(日刊サン 2022.1.13)