ホノルル市の緊急医療サービスに救援を求める911通報が1月10日(月曜日)に300件を超えたが、その半数は本当の緊急事態ではなかったとKHONが伝えている。
緊急医療サービスの救急隊員は、緊急でない通報をされると本来必要な救急事態に急行する人員がいなくなると述べている。
このことは救急車が現場に到着するまでの時間をより長いものにして、救急外来での待ち時間もさらに長くなってしまう。
緊急医療サービス局長のジム・アイルランド氏は「例えば、足に痛風の痛みが起こったとか、医療機関へいく車が必要だったとか、家族が忙しいから、代わりに救急外来へ連れて行ってくれとか、大丈夫だけどちょっとお腹が空いているとか、本当にそういう理由で救急車を呼ぶ人々がいるのです。私の部下たちは本当に素晴らしい人間ですが、(そのようなことで通報をされると)人間として抱く普通の感情があるのです」
救急隊員のサニー・フィツジェラルドさんは「過去2週間で緊急出動要請は信じられないくらいに増加しています。私たちは12時間シフトで勤務していますが、1度の勤務で15回から25回の通報に対応して走り回っているために疲労困憊している状況です」と述べている。
現在は救急車を要請しても緊急度によって対応するので待たなければならないということが起こっている状況だという。
深刻でない状況の場合は隊員が到着するまでにより長い時間がかかることもあるということを理解してほしいということだ。
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写真: Dr. Victor Wong/Shutterstock
(日刊サン 2022.1.12)