カヴィカ・ホケ氏が自身の祖父母を題材にした新しいコメディー番組の製作を開始したとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
ホケ氏が製作・共同脚本・進行を務めるのは「MOKU MOKU」という番組だ。
マウイ島の内陸で生活をする3人の仲良し組の人生の一場面を描いている。
「私の祖父はマウイ島のマカワオ出身で、祖母は同じくマウイ島のナピリ出身でした。2人は海兵隊に入隊して、カリフォルニア州サンディエゴで生活をしたのです」
ホケ氏はアメリカ本土で暮らしていたものの、マウイ島の内陸は牧場であることをいつも友人たちに説明しなければならなかったという。
「友人たちは『お前はハワイアンだろう。どうしてカーボーイブーツを履くんだ?』と聞くからです」
ホケ氏はそこからヒントを得たという。
「ハリウッドはハワイでの生活を一定の側面からしか捉えません。ワイキキのビーチや、砂浜や海と言った観点からだけです。でもハワイにはそれ以外の多くの生活があるのです」
レイラニ役を務めるパティ・リー氏は「ハワイの地元コミュニティーが正しい形で世界中の人々に知ってもらえるという今回のチャンスを与えられて、非常に嬉しく思っています。この番組は、海がキラキラと輝くというようなきらびやかなファンタジーの世界ではなく、本当のハワイはどんなものなのかを表現しているものです。ハワイがビーチやタイムシェアやリゾートというものだけで成り立っているのではないということを、世界に知らしめることは素晴らしいことだと思います」と述べている。
撮影は夏の終わりまで行われ、来年1月に放映される予定だ。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.1.11)