パリ・ファッションウィークはデジタル配信のみ
世界で最も有名なファッションデザイナーが新作オートクチュールを発表するパリ・ファッションウィークは、新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐために無観客で行なわれ、デジタル配信のみと発表されたとフォックスニュースが伝えている。
オートクチュール・ファッション協会の発表によると、それぞれのデザイナーはモデルが新作を着て実際の会場を歩く様子をライブで放映するが、会場は無観客となる。
現時点ではパリはロックダウン(都市閉鎖)の状況ではないが、国内移動には非常に厳しい制限が設けられており、午後6時から8時までは外出禁止令が出されている。
違反を繰り返した場合には最長6カ月の禁固刑となる可能性もある。
フランスでは2度目のロックダウンが12月15日に解除されたばかりだが、レストラン、バー、映画館、劇場、美術館はまだ閉鎖したままの状態だ。
パリに先駆けて今週行われるミラノ・ファッションウィークに関しても、トップブランドの多くはショー自体を会場でライブで行うものの、観客もジャーナリスト、カメラマンもいない無観客のショーとなる。
ミラノが位置するロンバルディ地方は再度の部分的ロックダウンとなる可能性が高いと予想されている。
(日刊サン 2021.01.08)
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