西オアフに新しい公立のプリスクールが誕生し、この地域の子どもたちの教育機会を底上げするとして期待が集まっている。
ホノルル・スター・アドバタイザーの報道によると、今回新しくできた2つのプリスクール教室はナナクリ小学校の追加施設として設立されたもので、8日(月)にオープンした。州全体で公立プリスクールへの普遍的なアクセスを確立するための取り組み「レディ・ケイキ・イニシアチブ」の一環であり、リーワード地区では初の施設となった。
リサ・アン・ヒガ校長は、キンダーガーデンは生徒の学校教育、キャリア、そして人生のスタートラインだが、しかしナナクリ小学校では、「生徒の多くはスタートラインに立つ前に、まだ靴紐を結んでいるか、靴を探している」とし、プリスクールを経ていないために感情的または身体的な社会性スキルと成熟度が足りないままキンダーガーテンに入学していると説明した。「(無料のプリスクールのような)教育機会があれば、優秀な子どもたちと並ぶことができる」
昨年12月に発表された州教育局の新しいキンダーガーテン入学準備状況調査のデータによると、去年の秋にハワイの公立キンダーガーテンに入学した全州の子どものうち、基本的な言語、算数、社会的スキル、身体的発達など、就学への「基本的な準備」が整っているのはわずか29.6%だった。また、ナナクリ地区では18.4%だった。
レディ・ケイキ・イニシアチブは、ハワイの3歳児と4歳児全員に就学前の教育を提供するため、2032年までに州全体で465カ所の公立プリスクールを開園することを目標としている。最初の11教室は、予定より1年早く昨年8月にオープンした。シルヴィア・ルーク副知事は、来年度開始時には約80教室が開校できるようになり、その後毎年約50教室が開校できるようになると予想している。
シェアする
画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2024.1.10)