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【ハワイニュース】高金利と限られた供給がオアフ島の住宅市場を圧迫

ホノルル不動産協会が6日(土)に発表したレポートによると、昨年12月のオアフ島住宅市場の販売件数は再び減少しており、高い住宅ローン金利と限られた在庫が、2023年のオアフ島の住宅市場を冷え込ませているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

レポートによると、昨年12月のオアフ島での一戸建て販売数は23カ月連続の減少で、202212月の202件から9.9%減の182件となった。またコンドミニアムは19カ月連続の減少で、202212月の360件から24.4%減の272件となった。

中間価格は、一戸建てが100万ドルを割り込み、996500ドルとなり、1049500ドルだった202212月から5.1%下落した。しかし、コンドミニアムは51万ドルに上昇し、202212月と比較して1.5%の上昇となった。

ホノルル不動産協会のフラン・ジェンドラノ会長は、声明にて、「2023年、オアフ島の住宅市場は住宅ローン金利の上昇と限られた在庫の影響を痛感した。2022年に初めて経験した市場の冷え込みは2023年にも引き継がれ、販売数は新型コロナウイルスのパンデミック中に見られた熱狂と比べて落ち着きを取り戻した」と述べた。

オアフ島での2023年の住宅販売保留件数は、借入コストの上昇により減少した。一戸建ての契約件数は18.7%減の2796件、コンドミニアムの契約件数は22%減の4721件となった。しかしジェンドラノ氏は、住宅ローン金利が2023年第4四半期初めにピークに達した後、11月と12月に低下し、追加の市場活動があったとし、「金利は昨年の今頃よりまだ高いものの、両市場とも成約件数はわずかながら増加しており、買い手がまだ楽観的で、新しい家を求めて積極的であることを物語っている」と語った。

住宅ローン金利は2023年の8%をピークに低下しているが、変動は続いている。フレディマック(連邦住宅抵当貸付公社)によると、30年ローンの平均金利は前週の6.61%から先週は6.62%に上昇した。1年前の平均は6.48%だった。全米不動産協会の最新の予想では、今春の30年住宅ローンの金利は平均6%から7%の間になると見られている。

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画像:Shutterstock.com

(日刊サン 2024.1.10)

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