ハワイのローカルサンダルブランド「スコット・ハワイ」の倉庫の屋根から何者かが侵入し、大量の商品や現金を盗むという事件が発生したとKHON2が伝えている。
事件は5日(金)の夜から翌日未明にかけて起きた。コナ・ストリートにあるスコット・ハワイの倉庫では天井に扇風機が設置されているが、そこにある換気口のカバーを破って窃盗団が建物内に侵入した。同社オーナーのスティーブ・スコット氏によると、カメラやダッフルバッグ、現金、そして商品のサンダル305足が盗まれたという。
犯人らは5時間ほどこの倉庫に滞在していたと見られている。監視カメラには、ゴミ箱いっぱいの商品を持って出て行く一人の人物が映っている。スコット氏は、「彼らが棚を空にし、手当たり次第に何でも取っていったのがわかる」と語った。
スコット・ハワイは創立数十年にわたる地元企業だが、数年前には天窓から泥棒が侵入し、また最近ではバンが突入する強盗被害にも遭っている。
盗難のあった地元の企業はここだけではない。警察当局によると、昨年12月にカリヒの「フードランド」で男が盗みを働き、店内で火事を起こす騒ぎがあった。また、ワイピオのガソリンスタンドの窓ガラスが割られ、ATMも盗まれた。スコット氏は、「ビジネスには多くの困難があるが、これは予想外のことだ」と付け加えた。
ホノルル警察によると、今年はこれまでに24件の強盗事件が発生している。2023年には2100件以上だった。
過去に盗まれた製品がインターネットの通販サイトに出回ったことがあると話すスコット氏は、「マノアスタイル」のスコット・ハワイのサンダルが売られているのを見かけたら、連絡してほしいと呼びかけている。
スコット・ハワイへの連絡はこちら。
https://scotthawaii.com/pages/contact-us
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画像:Shutterstock.com
(日刊サン 2024.1.8)