ホノルルのリック・ブランジャルディ市長は1月5日会見を行い、1,000人以上の人々が集まる大規模な屋内での社会的集まりに対して、一時的に収容人数の50%に制限することを発表したとKHONが伝えている。
この新しい屋内での大規模な社会的集まりの制限については1月10日(月曜日)から開始するとし、屋外での集まりについては変更はないという。
ブランジャルディ市長は「本日5日から、新型コロナウィルス感染拡大対策を開始します。移動式ワクチン接種を学校で受けられるようにします。私たちは医療機関の状況を監視しながら、この状況を乗り越えていけると信じています。一般の方々には常識を持って、良い判断をしていただき、ワクチン接種をお願いしたいと思います」と述べている。
ハワイ・シアターではコロナに対する懸念から7つのショーを延期している。今月末のジェファーソン・スターシップのコンサートについては開催されることが決定している。
屋内での集まりということで、席数は650席から700席にまで制限することにしているという。
また、ブランジャルディ市長は5日に医療機関関係者とコロナの状況について会議をし、追加接種の推奨について合意している。
クィーンズ・ヘルス・システムズCEOのジル・ホガード・グリーン、ハワイ・パソフィック・ヘルスCEOのレイモンド・ヴァラもコロナに対抗する手段としてワクチン接種、追加接種、マスク着用を強調している。
ハワイ・メディカル・サービス協会のマーク・ムギイシ氏は「具合の悪い時には家にいる。感染の危険がある場合にはマスクを着用する。手を洗うなど衛生に気をつける。常識的な対応が最も必要な状況です。感染病に対抗するためには常識的な対応が欠かせないのです」と述べている。
ハワイ州としては旅行者に対するセーフ・トラベル・プログラムに追加接種を必須とはしていないが、ホノルル市として市職員に対して追加接種を推奨している。
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写真: Shutterstock
(日刊サン 2022.1.6)