洗濯機よりも大きな岩石がカリヒ・バレーの住宅地に転がり落ちて、トラックに激突したとKHONが伝えている。
トラックにぶつかったことで岩は止まったためにさらなる被害を回避することができたという。
トヨタのタコマという大型トラックを所有していたケビン・ティバスさんによると、落下は元日の午後7時ごろ起こった。
「大きな音だったので家の中で何かが爆発したのかと思いました。そこで息子に向かって『何が起こったんだ?』と大声で尋ねたのですが、息子は何もわからないというので、2人で外に出てみると、大きな岩が私のトラックの上にぶつかっていました」
ティバスさんの自宅は丘の下にあるのだが、この大きさの岩石が転がり落ちるのをみたことはないという。
ホノルルでは大晦日から大雨が続いており、長時間降った雨によって地盤が緩んだものと思われる。
ティバスさんは今後このようなことがまた起こって誰かが怪我をするのではないかと懸念している。
ホノルル市不動産評価部の地図には、岩石が落ちてきたと思われるこの周辺の土地所有者が示されており、その中にはカメハメハ・スクールが含まれている。
カメハメハ・スクールの担当者は「怪我をされた方がいないということで安堵しています。事故の件は今日の朝聞いたので、これから報告書を精査する予定です」と発表している。
カリヒ地区選出の市議会議員であるジョン・ミズノ氏は「落石はバレー(谷)に住んでいる住民にとって大きな懸念となっています。数年前に私は、谷の上部に住んでいる住宅所有者は保険に入るという条例案を提案しましたが、可決しませんでした。保険に入っていれば、土地所有者に責任をとってもらうことができます」と述べている。
ミズノ議員は今年再度条例案を提出することにしているという。
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写真: Shutterstock
(日刊サン 2022.1.5)