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【ハワイニュース】ハワイ島のプロパン不足が深刻化

ハワイ島ではプロパンの配達に短期的な遅れが生じており、一部の企業や住民が即席で調達する事態に陥っているとハワイ・ニュース・ナウが報じている。

ハワイ島では、病院やレストランをはじめ、電気網に接続されていない多くの住民にとってプロパンは必需品となっている。

ワイメアのレストラン「ザ・フィッシュ・アンド・ザ・ホグ」のオーナーであるリサ・バン氏は、大晦日の夜にプロパンが切れてしまったと語った。「満席で、レストランに入るのに2時間待ちの状態だった。午後5時半頃、レストランのガスが切れたとマネージャーからメールが入った。バーベキューレストランなので、何百ポンドもの牛肉、豚肉、リブ、そしてハワイの魚介類がある。調理できなければ、それらを持て余してしまう」

結局、バン氏は、大晦日に3時間早く閉店し、待っていた客を追い返さなければならなかった。その後、「ハワイ・ガス」は同店に4日分の燃料を供給したので、バン氏は45人のスタッフを解雇せずに済んだという。

ハワイ・ガスは出荷遅延の原因について正確には言及していない。しかし、同社は声明の中で、「現時点では、緊急サービス、重要なケア施設、公衆衛生と安全サービス、および公共事業の顧客がプロパンを中断することなく供給できるようにするため、一部の卸売顧客(プロパンディスペンサー)への配送を縮小している」と述べた。また同社は、ザ・フィッシュ・アンド・ザ・ホグのような一部の顧客には、部分的な補充を行っている。バン氏は、「今週営業を続けるために、少し早めに閉店しなければならないかもしれないが、毎日ゲージをみて、どれだけあるか、何を節約すれば来週を乗り切れるかを確認するつもりだ」と語った。

過去1年の間で、ハワイ島に影響を与えたプロパン不足は、少なくともこれで3回目となる。昨年の夏には、チームスターズのストライキで2週間ガスが供給されなかった。

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画像:stock.adobe.com / ruslanita

(日刊サン 2024.1.4)

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