新年の抱負として「エクササイズ」を掲げる人は少なくないだろう。今アメリカでは「1日1マイル30日間ランニング(Running 1 mile a day for a 30 day period)」が、フィットネス関連で人気のチャレンジとなっているとフォックス・ニュースが伝えている。ユーチューブやTikTokなどでは数百万回の再生が行われており、このことに影響されて多くの人がこのチャレンジに挑戦しているという。
「1日1マイル30日間ランニング」チャレンジについて専門家たちはどう見ているのか?
ランニングのコーチをしているクリス・ヒンショー氏によると、30日間毎日走るということで、有酸素運動によって心肺機能が向上し心臓や血管システムが改善されることがまず挙げられるという。
体重が減少する可能性もある。また、生活の質が向上する、寿命が延びる、心臓病、糖尿病、ガンなどの病気にかかるリスクが減少する、精神衛生や睡眠の質が向上するなどの効果がある。
「毎日走れば血液中の赤血球が増加し、血液がより多くの酸素を運ぶことができます。心臓が強くなれば効率が良くなるので心拍数が下がります」
ただし、いきなり始めると体に無理がかかるため、初心者はスピードと難度に注意が必要だ。必要なら休憩をとりながら、無理のないペースで始めることが推奨されている。
また、ランニングに適した靴を選び、運動の前と後にはストレッチを欠かさずに。
1マイルと聞くと長い距離だとちょっとうんざり感じる人にはアドバイスがある。
200万人以上のフォロワーを持つフィットネスのインフルエンサーであるニック・ベア氏は次のようにコメントしている。
「1マイルはおよそ1,500歩です。毎日1万歩という言葉を聞いたことがあるでしょう。1万歩に比べれば1,500歩はそんなに大したものではありません」
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.1.4)