オアフ島西部ナナクリで不法投棄された古タイヤが問題となっているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
場所はハキモ・ロードから外れたカウカイ・ロードと呼ばれる小径沿いで、捨てられたタイヤが壁のようになっている。
同地区から選出されている州上院議員のマイレ・シマブクロ氏は「1,000個以上のタイヤが不法投棄されています。近くにあった違法集積場が摘発されて、なくなってからずっとこの状態となっています」と述べている。
カウカイ・ロードは私道で、違法集積場までの道としてサブリナ・グレース氏が所有している。
グレース氏によると、もし火事があった時に緊急車両が通れるようにするために、集積場の中にバラバラになっていた古タイヤを道沿いに並べたという。
正規のタイヤ処理施設(H-Power)かリサイクル施設に持ち込むことは可能だが、多額の費用がかかるため、放置されている。
州下院議員のダリウス・キラ氏によると、その費用はおよそ10万ドルにのぼるという。
キラ議員はタイヤの処理費用を免除するようホノルル市と交渉を続けているが、まだ結論は出ていない。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.1.4)