ハワイでは、ペットの飼い主は糞の後始末をすることが州の法律で定められている。
歩道や公園などで、犬の糞をそのままに放置することを防止するため、違反をした場合には最高500ドルの罰金となる。
多くの飼い主はきちんと後始末をしているものの、残念なことに放置している飼い主もいる。
自宅の前に犬の糞が放置されて憤りを感じている人々がいるとKITVが伝えている。
匿名でインタビューに応じた人物は次のように述べている。
「本当にうんざりしているし、イライラします。他人の家の前の芝生に糞を残していくなんて。共有スペースというものに関してどのように考えているのか、驚いています」
この人物は過去2年間、この問題を抱えているという。道の端にある歩道に付属している芝生部分の土地は市の所有だが、住宅の前にある部分についてはその住宅の所有者が責任を持って維持することが市の条例で定められている。歩道という共有スペースだが、自宅前の歩道をきれいにしておくのは市民としての役割なのだ。
そこで、この人物はおよそ2週間前に糞の後始末をするように自宅前にサインを立てたが、それでも状況は変わらないという。
この地区で犬をよく散歩させているテリー・ペック氏は「犬に食事を与えるならば、糞の後始末をするのは当然です。犬を飼うということは後始末をすることも含んでいるのです。自分の子供に、歩道で用を足させるようなことはしないでしょう。おむつはそのためにあるのです」と述べている。
デービッド・チュー氏は犬の散歩の時にはいつも予備のバッグを携帯しているという。
「2匹いるので、長い散歩には1回以上後始末をするために2~3枚は必要です」
犬の糞は迷惑というだけでなく、放置しておくとバクテリアが発生して汚染にもつながる。
取り締まるのは難しい問題だが、もし警察官がこれを目撃した場合には、違反切符が発行され最高500ドルの罰金を課せられることになる。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.1.4)