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【ハワイニュース】ホノルル救急隊員、花火関連の緊急事態対応に追われる

新年の花火に関連する事故がオアフ島全域で23件発生し、子どもを含む複数の負傷者や建造物および草むらでの火災にホノルル消防署(HFD)が対応した。去年の新年と比べて花火に関する事故は明らかに増加したとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。

HFDによると、大晦日の午前8時から元日の午前8時までの間に、ミリラニとカイムキで花火が2件の建造物火災を引き起こした。その他、花火による火災は、ゴミ箱火災2件、ゴミ火災4件、山火事3件、その他「雑多な」火災12件が報告されている。

今年は花火による死者は報告されていない。しかし、報告された花火事故件数は、昨年の正月休みに発生した8件と比較し、190%近くも急増した。

1日(月)の朝、カイルア消防署の外で行われた記者会見で、HFDのジェイミー・ソング隊長は、「どの火事もセカンド・アラームには至らなかった。我々は、火災を制御下に置き、非常に迅速に消火することができたので、幸運だった」と述べた。

また、ホノルル緊急サービス局(EMS)のスタッフは、十数件の暴行事件を含む様々な事件に対応した。大晦日の午後6時から午後1159分頃までに、救急隊は7件の暴行事件に対応した。そのうち2人の患者が治療を必要とし、病院に搬送されたという。同様に、元日の午前0時から6時まで、救急隊は8件の暴行事件に対応し、2人の患者が治療を受け病院に搬送された。

同期間、救急隊員は幼児を含む花火による多数の負傷者の治療にあたった。

1231日(日)午後630分、救急隊員がワイパフの現場に駆けつけると、室内で未知の爆発物によって14歳の少女が腕、足、顔に複数の怪我を負っていた。救急隊は重体の被害者を手当てし、ホノルルの救急治療室に搬送した。

同日午後845分、ワヒアワで10歳の少年が花火の爆風で手に重傷を負い、上半身にも軽いやけどを負った。救急隊員が少年を手当てし、救急病院に搬送した。また1日(月)午前1213分、カポレイで6歳の男児が花火で足に火傷を負った。

EMSのジェームス・アイルランド局長は、1日(月)の記者会見にて、花火による負傷者は、昨年の12人に比べ今年は合計8人と少なかったとし、しかし「8人のうち6人は重傷で、手足を失ったり、目の視力を永久に失ったりと、その6人はおそらく一生に影響を及ぼすだろう。火傷や破片による負傷を負った人もおり、悲しいことに、今年は3人の子供も含まれている」と語った。

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画像:Shutterstock.com

(日刊サン 2024.1.3)

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