ハワイ王朝最後の末裔でキャンベル・エステートの相続人でもあったアビゲイル・カワナナコア氏は昨年12月11日に96歳で亡くなったが、その告別式(Memorial Service)が今月22日(日)にイオラニ宮殿で行われるとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
カワナナコア氏の遺族によると、告別式は22日の午後2時から8時まで行われ、一般の人々の弔問も受け付けるという。
カワナナコア氏の棺は、カラカウア王、リリウオカラニ女王、クヒオ・カラニアナオレ王子と同様に宮殿内に安置される。
告別式の後、葬儀は近親者のみでヌウアヌ・バレーにあるハワイ王陵で行われる予定だ。
カワナナコア氏は、カピオラニ女王の曾姪にあたり、また、19世期にアイルランドからハワイにやってきてサトウキビ農園の経営で巨額の富を築き上げたジェームズ・キャンベル氏の曾孫でもあった。
同氏の母親が設立した非営利団体「フレンズ・オブ・イオラニ・パレス」の会長を長年勤め、カラカウア王によって1882年に建設された宮殿の復旧に多大な貢献をしたことでも知られている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.1.3)