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デジタル版・新聞

ニュース 新型コロナウィルスに関する最新ニュース

日本国外務省領事サービスセンター 米国における新型コロナウイルス感染症に関する注意喚起

アメリカのCDC(保険福祉省疾病予防管理センター)が配布している新型コロナウイルス検査キット

 

 

●米国において新型コロナウイルス感染症例が増加しています。

●感染の更なる拡大の可能性に注意し、最新情報を入手し、感染予防に努めてください。

 

1.1月21日、米国疾病予防管理センター(CDC)がワシントン州において米国で初となる新型コロナウイルス感染症の症例が確認されたことを発表して以降、米国において感染が拡大しており、3月10日(米国時間)時点で、米国全体で700超(うち死亡25例)が報告されています。

 また現在までに16の州政府(ワシントン州、カリフォルニア州、ハワイ州、メリーランド州、ケンタッキー州、ペンシルベニア州、ユタ州、インディアナ州、ニューヨーク州、オレゴン州、フロリダ州、オハイオ州、イリノイ州、ロードアイランド州、コネティカット州及びマサチューセッツ州)から新型コロナウイルス感染症への対応のための非常事態宣言等が発出されています。

 

2.在留邦人及び渡航者の皆様におかれては、感染の更なる拡大の可能性も念頭に、最新情報の収集と感染予防に万全を期してください。

 

3.在留届及び「たびレジ」への登録のお願い

 海外渡航前には、万一に備えて家族や友人、職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにしてください。3カ月以上滞在する方は、緊急事態に備え、必ず在留届を提出してください。

こちら

(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/ RRnet/index.html)

 また、3か月未満の旅行や出張などの際には、海外滞在中も安全に関する情報を随時受けとれるよ、外務省海外旅行登録「たびレジ」に登録してください。

(https://www.ezairyu.mofa.go.jp/ tabireg/index.html 参照

 

 

ニューヨーク、郊外に 「封じ込めゾーン」設定し州兵派遣

 

 ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は10日、新型コロナウイルスの感染者が多発しているニューヨーク市郊外を「封じ込めゾーン」にすると発表した。消毒作業などのため、州兵を派遣する方針。

 ニューヨーク州では、米国内で最多の173人が感染。そのうち108人は、ニューロシェルがあるウエストチェスター郡で確認されている。

 ニューロシェルから南40キロにある、人口約800万人のニューヨーク市では、これまでに36人の感染が確認されている。

 クオモ州知事は、同州ニューロシェルが、米国内の症例の中で「おそらく最大規模のクラスター(小集団)」になっていると述べた。ニューロシェルは人口約7万7千人。

 封じ込め作戦では、移動制限はしないとした上で、学校や大規模な集会場所、企業は2週間閉鎖されると説明。また、地元の病院に新型コロナウイルス検査を行う施設を設置するという。州兵は、ニューロシェル市内の学校の消毒や、隔離措置を受けている人々への食料の配達作業にあたる。

 

  ワシントンも直撃、 トランプ大統領検査受けず

 トランプ大統領から新しく首席補佐官に任命されたばかりのマーク・メドウズ氏を含む複数の政治家は、新型ウイルス検査で陽性が確認された人物とともに会議に出ていたことを受け、自主隔離をしている。  トランプ大統領とマイク・ペンス副大統領もこの会議に出席していた。2人とも、この人物とは直接的な接触はしていないが、トランプ氏は、この人物と接触した議長とは握手を交わした。

 さらにトランプ大統領と行動をともにしていた共和党のゲーツ下院議員が、先月、新型コロナウイルスの感染者と接触していたことも判明。ゲーツ議員は、その後、フロリダ州から首都ワシントンに戻る際に、大統領の専用機“エアフォース・ワン”に同乗していた。

 ゲーツ氏は現在、自主的に自宅待機を行っているとツイッターで明かしている。

 首都ワシントンは11日、新型コロナウイルスの感染の拡大を防ぐため、非常事態を宣言した。これによって感染の疑いがある人を強制的に隔離したり医薬品などの価格をつり上げる行為を規制したりできるようになるという。

 尚、トランプ大統領とペンス副大統領は、今のところウイルス検査を受ける必要はないとしている。

 

(文・奥山夏実)

 

(日刊サン 2020. 3. 13)

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