東日本大震災から9年。遠くハワイに住みながら、東北が故郷の方、震災に遭われた親族や友人がいる方は少なくないのではないでしょうか。日本から離れて暮らしているからこそ募る思いもあるのではないでしょうか。
ホノルル妙法寺では3月10日、山村尚正住職が慰霊と復興の祈念法要を行います。また法要に続き、心理学者で瞑想や催眠療法の専門家、国陶ゆかりさんと山村住職が心についての対談を行います。
「災害も死も各々の外的体験と内的体験の二面性を持ちます。肉親や知り合いが亡くなった方はもちろん、たとえ無事であった方でも、多かれ少なかれ喪失感、心の傷がありえます。それをちゃんと思い出すこと、話すこと、忘れないこと、共有することが癒しの一つのあり方です。和やかでオープンな雰囲気の中、ご自身の体験を話し、聴いてもらい、グループで共有することで自らを癒してください」(国陶さん)
【日 時】
3月10日(火) 10:30am開場〜12:00pm
11:00〜山村住職による慰霊と復興の祈念法要
11:30〜国陶ゆかり氏と山村住職の対談
【会 場】ホノルル妙法寺 2003Nuuanu Ave.Honolulu
【問合せ】ホノルル妙法寺 ☎︎808-524-7790
参加無料・予約不要
なお、パロロ本願寺でも同日、午後7時より命灯会が行われます。
(日刊サン 2020.3.5)