ジェイソン・ブランド氏 |
オアフ島クニアで自家栽培のサトウキビから独自のラム酒を製造しているコハナ・ラム蒸留所が、サニタイザーの開発および製品化に成功した。FDAの認可を得て、正式に供給業者となりすでに病院やハワイフードバンク、ハワイ教育局に無償で納入を開始している。
コハナ・ハワイアンラムの共同オーナー、ジェイソン・ブランド氏は、ラムを生成するときに排出される副産物であるエタノールが、FDAが認可するサニタイザーの成分と合致していることを知り、プロジェクトを立ち上げたという。
ブランド氏は「これはFDA承認のサニタイザーです。そして我がコハナラム蒸留所は、サニタイザーの市販薬業者として正式に認可を受けました。このプロジェクトは“A Sanitizer Hui”と名づけてスタートさせ、メンバーとして名乗りを上げてくれたHalm’s Enterprisesは容器を、HonBlueはラベルを提供してくれました。HARC and Pharmacareは製造過程の監視やアドバイスを、American Savings Bankは財政支援を、Matsonは配送に関するすべてのサポートをしてくれています。これらコミュニティ発信の試みに対し、サポートしてくれたイゲ州知事に感謝します」と述べた。
原料からメイドインハワイの、コハナ・ハワイアンラムの製品 |
すでに数100ガロンのサニタイザーが完成し、ホノルルの研究所やハワイフードバンク、ハワイ州教育局を通して学校へ配布された。
(日刊サン 2020.4.7)