日本郵便は3月31日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、新たに153カ国・地域向けの一部またはすべての国際郵便の引き受けを4月2日午前0時から、当面の間停止すると発表した。荷物を積む航空会社の旅客便の運休や、相手国の受け入れ停止で送れなくなったことによる。
船便を含めてすべての郵便物の引き受けを停止するのは、インドやインドネシア、それにアルゼンチンやチリなど、合わせて27の国や地域。
中国とモンゴル向けはすでに止めており、引き受け停止の対象はアジア、イタリアやスペインなどの欧州、中南米、アフリカなど合計155カ国・地域となる。
米国や英国、フランス、ドイツ、オーストラリア、韓国向けなどは引き受けを続けるが、大幅に遅延する見込みだ。
(日刊サン 2020.4.2)